税務調査に強い税理士はどんな税理士
2021-12-272022-07-14
一言でいうと?
税務そのものは勿論のこと、税務調査の知識と経験が豊富で、税務調査官のやり方を熟知した上で粘り強い交渉と論理だった反論ができる税理士です。
目次
税務調査に強い税理士に依頼すべき理由
税務調査に強い税理士に依頼するとこちらの主張が通るだけでなく、税金が減額となる可能性が高まります。
また税務署とのやり取りもスムーズになり、その分の時間的負担は圧倒的に減るでしょう。
更に税務署の主張が正しいかどうかも判断してくれます。
このため、仮にこちらの主張が正しい場合、なんら後ろめたい気持ちを持つことなく、自信をもって税務調査に対応することが可能となります。
国税局のOB税理士は税務調査に強い?
国税局のOB税理士は、税務調査に強いと言われていますが、実態はかならずしもそうとは言えません。
なぜなら国税に勤めていたと言うだけで、税務調査を担当していなかった可能性があるからです。
また税務調査を担当していたとしても、マニュアル化された税務調査しか行ってこなかった国税のOB税理士も中にはいます。
このようなOB税理士に税務調査を依頼すると、手続きや流れは理解しているのでしょうが、粘り強い交渉と反論構築に疑問が残るでしょう。
国税局のOB税理士だからといって、本当に税務調査に強い税理士かどうかはじっくりと精査する必要があるのです。
税法に詳しい税理士ではだめな理由
税理士は税理士試験に合格することで資格を得ることができますが更新制度はないため、税理士としての実力の有無は日々の努力と研鑽が大きく影響します。
中には税法に詳しいことをアピールする税理士がいますが、知識は豊富であった落としても、実務経験が浅いとなると、税務調査に強い税理士とは言えません。
また会計や財務、税務知識に詳しいという税理士も同様です。
税務調査に強い税理士は、知識だけでなく実務経験が必須と言えるでしょう。
併せて読みたい
交渉力と反論力のある税理士が税務調査に強い
税務調査は交渉が非常に重要です。そこで問われるのが税務調査での交渉力と反論力です。交渉力はやはり元国税で税務調査に前向きに取り組んでいたOB税理士であればある程度信頼していいでしょう。
反論力は税務と税法の知識(過去の税務訴訟の判例や法令、裁決など)が豊富かどうかによります。交渉力があっても、それを論理建てて反論する力がなければ税務調査を乗り切ることはできません。
また税務や税法に詳しくても、税務調査の実務経験を踏まえた交渉力なしでは、説得力を持ちません。
税務調査に強い税理士かどうかは、交渉力(実務経験)と反論力(税務や税法の知識)で判断するとよいでしょう。