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元国税のOB税理士が税務調査に有利な理由とは

2022-01-252022-07-20

一言でいうと?

税務調査に従事していた元国税OB税理士は、税務調査の経験が豊富なだけでなく、税務調査官の手口や戦略を把握しているため、税務調査に強いと言われています。

目次

元国税のOB税理士とは

税理士は二つに分類されます。一つは税理士試験に合格した税理士です。もう一つは国税OB税理士と呼ばれる一定期間国税に従事することで、自動的に試験免除で資格を得た税理士です。

税務調査を行う税務調査官とは

税務調査官とは、正式名称を国税調査官といい、国税職員の役職の一つです。主な業務は納税義務者と税務署をつなぎ、個人及び法人を調査して、税金が正しく申告・納付されているかどうかを調査及び指導をします。ちなみに似ている役職に国税徴収官と国税査察官があります。

国税徴収官は期限までに納付されていない税金の督促や滞納処分を行い、税金を徴収するとともに、納税に関する指導を行います。国税査察官は、裁判所から許可を得て、脱税などの不正を行った者に対して捜索や差し押さえなどを行い、刑事罰を求め検察に告発します。

元国税のOB税理士も様々

元国税の税理士と言っても、国税で税務調査官をしていたかどうかはわかりません。上述したように元国税といっても、それは様々あり、中には総務や人事などに従事していた人でも「元国税」という表現でひとくくりにされます。

「元国税の税理士だから税務調査に有利」は、その税理士が国税で税務調査官として従事していたかどうかがまずは一つの判断基準になるでしょう。

元国税調査官だからといって安心はできない

お伝えしたとおり税務調査官は、納税義務者が、正しく税金を申告し納付しているかどうかを調査するのが果たすべき責務です。加えて、税務調査官の中にも調査が厳しい部署(資料調査課や国税局の調査部)などで税務調査の経験がある方や、法令の審理担当の経験がある方であれば別ですが、そうでない方はそこまで能力が高くありません。

国税時代に、税務調査官として、どのように取り組んできたかというのは、税務調査に強い税理士かどうかの一つの目安と考えて良いでしょう。

元税務調査官としてどのような経験をしてきたかが重要

元国税の税理士は税務調査に有利かどうかは、これまで述べてきたとおり、必ずしもそうとは限りません。元国税として、国税調査官だったかどうか。そして国税調査官として、どのような税務調査を経験してきたかどうか。この二点が非常に重要です。

税務調査でお困りの方が税理士を探す場合、元国税であるというだけで依頼を決めてしまうことがないように気をつけましょう。

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