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財務省

2022-01-262022-02-08

一言でいうと?

財務省(ざいむしょう)とは、財政や税務を担う日本の行政機関です。

財務省とは

財務省は日本の行政機関のひとつです。

簡単に言えば国のお金を扱う仕事を担っています。

組織のトップは財務大臣です。

めまぐるしい昨今の経済社会の動向に即した税制や税策提案を行います。

国内だけでなく、貿易が公正に行われるために働きかけたり、麻薬や拳銃などが輸入されないように取り締まったりする、国際的な仕事も行います。

確定申告時に所得税を納める税務署や、飛行機を使う旅行をする際によく聞く税関はこの機構に属します。

財務省と大蔵省の違い

財務省という機関より大蔵省に馴染みがある人も少なくないでしょう。

大蔵省は2001年まで存在した日本の中央官庁でした。

現在では大蔵省で行ってきた財政と金融の担当をそれぞれ、財務省と金融庁に分けて行われています。

1990年代の金融危機に大蔵省が対応できなかったことを起因に、金融部門を大蔵省から切り離して発足させた金融庁の登場で大蔵省に残った財政の役割を省庁再編によって財務省に名称変更がなされました。

これが財務省誕生のしくみです。

財務省の担う「財政」とは

財政とは、国民から納められた税金を使って、国民の生活をよりよくするサービスの提供を行うことを言います。

単なる財政という言葉を聞くより、「財政難」という言葉を耳にする機会が多いでしょう。

現在の日本では高齢化が進み、社会保障費はそれに伴って増加しています。

しかし財源の確保ができていないために、未来に負担を先送りしている(借金に依存している)状況があります。

そのため財務省は税の取り締まりだけでなく、持続可能な社会制度実現のために、より真剣に税の徴収に関しても考えを続けなければならない状況です。

失われた20年・30年

日本経済はバブル経済の崩壊後、経済成長が低迷しています。

日本の財政再建のために議論は活発的に交わされ、その議論の中でしばしば現れる語句があります。それが、バブル崩壊後の経済低迷期間のことを通称した「失われた20年」ないし「失われた30年」です。

おおよそこの期間は平成の30年と同じだとされています。

この期間や様相に関しては厳密な定義はなく、朝日新聞や日本経済新聞などの新聞社や評論家によって議論がなされました。

この議論の中には、このままでは近い未来に日本は先進国ではなくなるといったものもあります。

財務省のよもやま話・豆知識

貨幣や紙幣を発行しているのは

2021年に新500円硬貨、2024年に新貨幣が発行ですが、貨幣と紙幣はそれぞれ別の機関から発行されています。

貨幣は日本政府が、紙幣は日本銀行が発行します。

しかし貨幣も造幣局で発行後は日本銀行に全て預けられます。

発行しているのは上記機関ですが、この発行数を決めているのは財務省の財務大臣です。

そのため元々の計画を担っているのは財務省ということになります。

ちなみに新貨幣や新紙幣が発行されても現行通貨も使用可能です。

使用できないと言う情報は詐欺の可能性があるため気をつけましょう。

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