納税の告知
2022-11-092022-11-09
一言でいうと?
納税の告知(のうぜいのこくち)とは、源泉徴収による国税など一定の税金について、期限内に納付がなされていなかった場合に、納税者に対して、納付するべき税額、納付期限、納付場所を指定して納付を請求する行為です。
納税の告知とは
源泉徴収による国税など一定の税金を納付期限までに然るべき税額を納付しなかった場合、税務署から文書を通じて「納税の告知」が行われます。つまり納税の告知とは、納税者に対して、納付するべき税額、納付期限、納付場所を指定して、納付の履行を請求する行為になります。
納税の告知の対象となる国税
納税の告知は以下の国税を徴収しようとするときに行われます。
・加算税を除く賦課課税方式による国税
・源泉徴収等による国税でその法定納期限までに納付されなかったもの
・自動車重量税でその法定納期限までに納付されたなかったもの
・登録免許税でその法定納期限までに納付されたなかったもの
納税の告知を受け取ったら
納税の告知を受け取ると、それに対して見直しを求めることは出来ません。ただし税務訴訟を起こして納税の告知自体の処分の取り消しを求めることは可能です。
どうしても納税の告知自体に納得がいかない場合は訴訟提起をすることになります。
納税の告知のよもやま話・豆知識
納税の告知が取り消しされた例
納税の告知を受け取り、それに対して争った結果、納税の告知が取り消された例を紹介します。
夜のお店で客商売する方に支払う報酬から、欠勤ペナルティを引いた金額を源泉徴収して納付したところ納税の告知が届きました。それに対して欠勤ペナルティは控除すべきではないと主張したところ、納税の告知処分が取り消されました。