入湯税
2022-11-022022-11-02
一言でいうと?
入湯税(にゅうゆぜい)とは、温泉が利用可能な宿泊施設等々に行き、温泉を利用したときにかかる税金です。
入湯税とは
入湯税は市町村税で、文字通り温泉施設で温泉を利用したときに課される税金です。ただし、市町村の条例により、市町村によっては例えば12歳未満の子供の入浴については入湯税は非課税となることがあります。
入湯税を納付するのは、温泉を利用した方ではなく、温泉施設を運営している方が納付します。
ちなみに入湯税とは別に宿泊することで課す税金として宿泊税というのがあります。これは東京都などの一部の地方自治体が導入しています。
入湯税の税率税額
入湯税の税額は法律上、1人につき1日150円と定められていますが、市町村の条例によっては入湯税の額が変わることもあります。
150円という入湯税を、ほとんどの地方自治体が則っていますが、中には財源の一つとしてそれを上回る税額を課している自治体もあります。
入湯税の用途
目的税の一つである入湯税は、その税金の用途が法律で義務付けられています。具体的には環境衛生施設や鉱泉源の保護管理、消防施設の整備や消防活動、観光振興の費用などに充てられます。
入湯税のよもやま話・豆知識
入湯税の税収ランキング
2020年度の市町村別入湯税の税収ランキングは以下の通りです。
1位 神奈川県箱根町 約3億7890万円
2位 静岡県熱海市 約2億2370万円
3位 大分県別府市 約2億2300万円
4位 静岡県伊東市 約1億9060万円
5位 栃木県日光市 約1億7800万円