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相続や相続税を専門としている税理士は安心できるか?

2022-03-282022-07-20

一言でいうと?

相続税の相談や申告を相続税を専門としている税理士に依頼することは間違いではありませんが、欲を言えば税務調査にも強いと尚良いでしょう。

目次

相続税の相談や申告とは

相続はそう何度も経験することではありません。相続税の申告ともなると更に機会は減るでしょう。

そもそも相続税について税理士に相談する必要がある方とそうでない方がいます。相続税の申告や相談は、遺産総額(借金などのマイナスの財産よりもプラスの財産の方が多い状態)が基礎控除額よりも下回っている場合は相続税はかかりませんので、税理士に相談や申告依頼をする必要はありません。

税理士に相談すべき相続や相続税とは

マイナスの財産よりもプラスの財産が多く、かつ基礎控除額を上回った場合に相続税の申告が必要です。ただ下回った場合でも、小規模宅地の特例や配偶者の税額軽減の適用を受ける場合は、申告が必要です。これらの特例は複雑ですので、税理士に相談した方が無難でしょう。

その他、遺産をどのように分割するか(遺産分割協議)について、相続人間で争いがなかったり、遺言書が残っていたりする場合は、相続税の申告はシンプルになります。ただし、土地や非上場株式などの評価は複雑ですので、これらの財産が多い場合には、税理士に相談することをおすすめします。

相続や相続税に強い税理士とは

相続や相続税を専門としている税理士には共通点があります。それはHPなどで相続専門を打ち出し、過去の実績などが公開されているかどうか、相続や相続税について情報発信(自著の有無やSNS、セミナーの実施など)をしているかどうかです。これらを強く打ち出している税理士は相続や相続税を専門としている税理士といっていいでしょう。

ただし、専門と打ち出すだけの事務所もありますので、相続税の申告の件数なども無料相談などを利用して聞いておくべきでしょう。

相続や相続税を専門としている税理士に依頼することは正しい

冒頭でも述べたように、相続はそう何度も経験することではなく、相続税の申告となると更にその機会は減ります。そのため、相続や相続税に強い税理士かどうかの見極める力が養われているわけではありませんので、依頼するべき税理士かどうかの判断は心もとないでしょう。

しかし前項の基準を元に、まずは電話やメール、対面などを通して相談してみることをおすすめします。相続や相続税に強いかどうかはその際にしっかり聞くと良いでしょう。その際に、相性を見てみることもおすすめします。税理士業はサービス業とも言われています。そのため、安心して任せることができるような人柄かどうかの判断は重要です。

相続や相続税だけでなく税務調査にも強いかどうかは重要

相続や相続税を専門としている税理士を選ぶ際、人柄や相性は重要ですがそれに加えて「税務調査に強いかどうか」も判断材料の一つにするとよいでしょう。

なぜ「税務調査に強い税理士」を判断材料に加えるべきかといいますと、相続税申告後に、その申告内容に誤りや疑義がある場合、税務署からお尋ね文書が届いたり、税務調査がやって来ることがあるからです。

その際に、毅然とした姿勢で対応してくれる税理士かどうかは、やはり「税務調査の経験が豊富な税理士」に限られるからです。相続や相続税についてお困りの人は、税務調査に強いか税理士かどうかも大事にすると良いでしょう。

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