元国税のOB税理士は節税に強い?
2022-01-242022-07-20
一言でいうと?
税務調査に強く、税務調査に恐れを抱いていない元国税のOB税理士がおすすめです。
目次
元国税のOB税理士とは
税理士の有資格者は二種類に分けられます。一つ目は税理士試験に合格した税理士です。二つ目は国税に一定期間勤務することで税理士試験免除で有資格者となった税理士で、これを元国税のOB税理士と呼びます。
元国税のOB税理士は、税理士試験に合格していないため、知識に不安が残る一方で、元国税として、国税がどのような組織で、税務調査がどのように行われるかを熟知しています。
税務調査に恐れを抱く納税者は多いと思いますが、元国税のOB税理士は、税務調査をする側としての経験があるため、税務調査官がどのような方法を使ってくるのかわかっていますから、税務調査の対策に信頼がおけます。
税務調査を熟知しているが故のリスク
元国税のOB税理士は国税に勤めていたこともあり、課税する側としての経験が活きています。これは税務署の内情を知っている、また税務調査をする側としての経験値が豊富であるため、依頼者にとって良いことに思えます。しかし、実はそれが故に「この節税対策は目をつけられやすい」や「税務調査に入られやすい」なども考慮してしまい、依頼者の利益を最優先にして考えることが難しい可能性も十分にあります。
税理士は依頼者に提案する際、税務調査のリスクも同時に伝えます。これを考慮しない税理士はいません。いるとすれば、それは税理士としての実力に疑いがあると言わざるを得ません。つまりそれほど税理士にとって税務調査のリスクは常に考えなければならない要素なのです。
元国税のOB税理士は、税務署や税務調査の事情を熟知しているがゆえに、税務調査のリスクを恐れて、節税の提案に及び腰になる可能性があるので注意が必要です。
税務調査に強い元国税ならまずは一安心
元国税のOB税理士は、税務署や税務調査の実情を知りすぎているが故に、税務調査を受けるリスクを必要以上に考慮して、依頼者に対して節税の提案が控えめになるとお話しました。しかし税務調査を得意としている元国税のOB税理士なら、そのリスクを過大に評価していないため、節税に積極的となってくれるでしょう。
元国税のOB税理士は、税理士試験に合格した税理士と違い、国税に勤めていたからこそ、税務調査に詳しいという長所を持っています。その長所を存分に活かした税理士であれば、節税策を積極的に提案してくれるかもしれません。
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税務調査に強くて、税務調査に恐れを抱いていない元国税のOB税理士がおすすめ
税務調査に強いことと、税務調査に恐れを抱いているかどうかに因果関係はありません。つまり強いからといって、恐れを抱いていないとは限らないのです。
元国税のOB税理士は、税理士試験に合格することで資格者になった税理士よりも、税務調査に強い可能性が高いです。しかしどんな経緯で税理士になったかということと、税務調査に対してどのような印象を持っているかは全くの無関係です。
元国税のOB税理士に節税が期待できるかどうかは、税務調査に強くて税務調査に恐れを抱いていいないかどうかで決まると考えて良いでしょう。