たばこ税
2022-10-242022-10-24
一言でいうと?
たばこ税(たばこぜい)とは、たばこ税法によって定められており、卸売販売業者等が、小売販売業者にたばこ(輸入たばこ含む)を売り渡す等の場合に課される税金です。
たばこ税とは
たばこ税は、たばこ税法によって定められた、たばこに課される税金で、国たばこ税・地方たばこ税(都道府県たばこ税・市区町村たばこ税)、たばこ特別税の三種類あります。
たばこ税法における製造たばことは
たばこ税法における製造たばことは「喫煙用のたばこ(紙巻たばこ、葉巻たばこ、パイプたばこ、刻みたばこ、加熱式たばこ)」と「かみ用の製造たばこ」、「かぎ用の製造たばこ」の三種類で定義されています。
たばこ税の割合・内訳
複数の種類がある製造たばこですが、そこに課税されるたばこ税は税法によって1000本あたりで定められています。
紙巻きたばこの場合は国たばこ税は6802円、地方たばこ税は7622円、たばこ特別税は820円の合計15244円となります。
これを580円のたばこ1箱20本入りと仮定すると、税額は357.6円となり、販売価格の61.7%を占めており、負担する税率が高いものの代表として有名です。
令和2年のたばこ税の税額
令和2年のたばこ税の総額は、国たばこ税が8398億円、地方たばこ税が9387億円、たばこ特別税が1122億円でした。地方たばこ税の9387億円の内訳は都道府県たばこ税が1335億円、市区町村たばこ税が8502億円でした。
たばこ税のよもやま話・豆知識
たばこ税は増税傾向なのに税収は減少傾向
たばこは健康に良くないとされています。そのためたばこ税には嗜好品に対する物品税という背景があり、税率は増加傾向(1998年、2003年、2006年、2010年に増税)にあります。
しかし繰り返される増税にも関わらず、喫煙者の減少とともに、たばこ税の税収も減少しています。令和2年のたばこ税の総額は19357億円、平成30年は19752億円、平成28年は21154億円、平成26年は21663億円でした。